本願寺の慶讃法要に参拝してきました
2023年は、宗祖親鸞聖人の御誕生850年、また、その翌年には立教開宗800年をお迎えします。親鸞聖人は承安3年(1173年)に御誕生になり、御年9歳で出家得度され、比叡山で修行を重ねられました、29歳の折、山を下りて法然上人の御弟子となられ、阿弥陀如来の本願念仏の世界に入られました。その後、専修念仏停止によって越後にご流罪になられ、赦免の後は関東へ赴かれて他力念仏のみ教えを人々に伝えられるとともに、『教行信証』の執筆にとりかかられました。他力念仏のみ教えをまとめられた本書は、浄土真宗の根本聖典という意味でご本典と呼ばれています。そして、そのご本典の記述によって、その成立を親鸞聖人52歳の時、すなわち元仁元年(1224年)とみて、この年を立教開宗の年と定めています。
本願寺では、2023年3月から5月に、5期30日間にわたり、その慶讃法要をお勤めしています。上宮寺では親鸞聖人が浄土真宗のみ教えを説き示してくださったことへの感謝と、その教えに出遇えたことの喜びを込めて、聖人の誕生を祝い、「立教開宗」に感謝する慶讃法要に4月3日に参拝いたしました。また、慶讃法要に参拝するのにあわせ、4月2日から4日にかけ、京都国立博物館で開催されている親鸞展、親鸞聖人が得度された青蓮院門跡、浄土宗の総本山知恩院や本願寺神戸別院等を訪ねてきました。